△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

江波山気象館 メールマガジン
▲▼▲お天気かわらばん▼▲▼

2005年 7月1号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
https://www.ebayama.jp
============================================================================
広島発7月の気象 
============================================================================

 7月の気象として、西日本では月の始まりとともに、急に雨が降り始めて、梅雨らしい天気になったことでしょう。
 梅雨前線は、6月には主に日本の南海上にありましたが、7月には日本付近に停滞しました。
 また、台風7号は、26日に千葉県に上陸して、東日本の太平洋側や、北日本に、大雨を降らせました。

 全国の平均気温は、岩手県と北海道根室付近で、平年比1度以上低くなった他は、平年差:-1℃〜+1℃で、ほぼ平年並みでした。

 雨量は、沖縄諸島、紀伊半島、東海、北陸、北海道の北西部で少なく、それ以外で多くなりました。

 雨量の多い方の記録更新は、1位、与那国島、(平年比:336%)、3位、室蘭、前橋、西表島でした。
 少ない方は、1位、久米島、那覇、沖永良部、南大東島(平年比:0%〜5%)、2位、羽幌、名護でした。

 南西諸島では、台風5号の通過した先島諸島と、それ以外で、両極端の雨量になりました。

 西日本では、6月の雨量が、50% かそれ以下でしたが、7月上旬には、旬平年の250% 前後の雨量になりました。

 日照時間は、ほぼ全域で平年比 60% 〜 100% と少なく、釧路付近で、60%以下になりました。
 少ない方の記録更新は、3位、釧路、新潟でした。

 広島県では、福山で、7月1日から2日にかけて24時間降水量が164.0mmとなり、1971年以来の記録になっています。また、この期間中の1時間降水量56.5mmは、1942年以来の記録になりました。
 
 広島で、17日に日最小相対湿度、30%で、1950年以来の記録になっています。江波山と市内中心部の湿度が、同一視できるかどうかは疑問ですが・・・

 月降水量は、413mm(平年:236mm)とかなり多くなり、6,7月の降水量はほぼ平年並みになりました。

 広島でまとまった雨になったのは、次のとおりです。
 1日から5日にかけて、山陰から東海に延びる前線が停滞して、2日の105mmを筆頭に、合計286mmの雨量になりました。
 9日から13日にかけて、低気圧が日本海で発達し、その後、前線が停滞して、合計101.0mmの雨量になりました。

 23日に、雷雨により、12mmの雨量になりました。

 31日に、日本海の前線の南下で、13.5mmの雨量になりました。

======================================