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江波山気象館 メールマガジン
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2005年 10月1号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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広島発 9月の気象 
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 9月の気象の特徴としては、まず、大型で非常に強い台風14号の上陸でしょう。この台風は、9月6日の午後、長崎県諌早市付近に上陸して、九州北部を通過し、同日の夜には、山陰沖に抜け、7日の夜には北海道桧山支庁に再上陸しました。勢力を持続しながら、ゆっくりと進んだため、各地で記録的な大雨になりました。特に、宮崎県では、アメダス観測の2地点で、台風による総雨量が1300mm以上となりました。このため、宮崎市付近では長期間の水没による被害も出ました。

 月降水量は、九州、山口県、四国西部で、平年比200%と多くなりましたが、その他では平年以下で、沖縄や、本州の太平洋側の一部では、50%以下になりました。
 記録の更新は、多い方の2位が、都城(745.5mm:平年比304%)の1地点、3位が、山口、宇和島、父島でした。
 西日本の雨は、記録の更新地点だけでなく、日本海側、太平洋側共に、台風14号による雨量が月雨量のほぼ90%以上になっています。
 少ない方では、2位が、千葉、3位が、水戸、三島、姫路の3地点で、共に平年比20
%〜30% となりました。

 月平均気温は、全国的に平年より高く、九州北部、中国地方東部、北陸で、2℃以上高くなりました。記録の更新は、1位が、5地点(岐阜、佐世保、大分、熊本、延岡、人吉)、2位が36地点、3位が20地点となり、熊本(+2.7℃)、舞鶴(+2.6℃)など非常に高くなりました。
 因みに、9月で気温が2℃違うと、季節的(?)には、ほぼ10日の差になります。
 日照時間は、関東地方と、九州、四国、北海道に一部で、平年比120%以上になりましたが、その他ではほぼ平年並みでした。

 月単位の気象としては埋没してしまいますが、9月4日の夜半に、東京都と埼玉県の一部で、局所的に1時間100mm以上の猛烈な雨が降りました。大都会の中での小河川の氾濫と言うのは想定外だったようですが、ヒートアイランドも原因のひとつとのことで、今後も起こりやすいのでしょう。

 広島でも、台風14号の影響と気温の高いことが目立ちました。
 月降水量は194mm(平年:180.3mm)ですが、台風通過時(6日)の雨量は、140.5mmでした。
 台風の襲来以前に、山陰に前線が延びており、台風の前線刺激(?)による4日、5日の雨量も加えると、この期間に185mmの雨となりました。9月の雨は台風だけだったということでしょうか。
 6日の夜の台風接近時には、最大風速19.3m/s、最大瞬間風速32.2m/s の強い風が吹きました。
 去年の18号台風と比べると、かなり弱かったのですが、真夜中の時間帯のため気になりました。

 平均気温は、25.6℃(平年比:+1.7℃)とかなり高くなりました。

 日照時間も、179.9時間(平年比:+24時間)とかなり多くなりました。

 今年は残暑のきびしい夏だったということでしょうか。

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