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江波山気象館 メールマガジン
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2006年 9月2号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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台風と高潮
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 9月は大型で強い台風が襲ってきやすい時期です。台風被害の一つに高潮があります。

 高潮災害発生の主な原因は、台風の接近通過によります。日本では南方向に面した港湾などの西側を大型で強い台風が通過した時に顕著な高潮災害が発生しています。

 台風が接近すると気圧低下によって海面が吸い上げられるように上昇します。
1hPa低下で海面が1cm上昇し、台風接近時は50〜60hPaも気圧が低くなるため海面が50〜60cmも吸い上げられます。
 また、風速が2倍になると風によって海水が湾の奥に吹き寄せられる、吹き寄せ効果で海面は4倍に上昇します。これに高波の打ち寄せ効果や大潮、満潮時が重なると通常より、大幅に潮位が高くなり海水が堤防を越えてきます。

 また、近年地下街が各都市で増加しています。堤防を越える想定外の高潮が発生した場合、地下街に水がながれ込み、甚大な災害が発生する可能性があります。地下街が無い都市だと安心していても、旅行先の地下街で高潮災害に遭遇する可能性もあることを忘れてはなりません。

 高潮は農業被害も甚大です。農地に海水が流れ込むと、冠水などに加え長期間にわたって塩分が土壌に残り農作物の生育に悪影響を与えます。

 近年、地球の温暖化に伴って、想定外の大雨、暴風、高潮などが発生するようになりました。このような自然災害に備えて、防災知識を身に付けておくことが、生命や財産を守ることになります。