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江波山気象館 メールマガジン
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2007年 3月2号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
https://www.ebayama.jp
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花曇と花散らし
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 桜の花が咲く季節、やわらかな曇り空がつづくことを花曇りといいます。

 移動性高気圧の後からやってくる低気圧に伴う巻層雲によるうすぐもりや高層雲による曇り空をさしていることが多いようです。

 春のくもり空がやわらかく感じられるのは、春の暖かさに加え、空気中に舞うほこりや黄砂、靄(もや)などの影響もあるようです。

 花曇りはその響きから春ののどかさを表現する季語にもなっているようですが、低気圧の接近、天気の下り坂を知らせるものでもあります。桜が満開を迎えた後の激しい雨や強風は花散らしとも呼ばれ、満開の桜も一夜にして散ってしまうこともあります。

 「散る桜 残る桜も散る桜」とうたわれるように桜の花もいつかは散りゆくわけですが、できればおだやかな光のなかでゆっくりと散る桜を眺めたいものです。

 江波山公園では、ソメイヨシノがたくさんの花を咲かせ始めました。また、江波山気象館では春の展示「櫻コレクション展」を開催しています。
 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。(〜4月22日まで)
 https://www.ebayama.jp/sakura%20collection.html