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江波山気象館 メールマガジン
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2007年 6月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
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猛暑日と熱中症
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 今年、気象庁は7年ぶりに天気予報や解説に使用する言葉の見直しを行い、新たに「猛暑日」という言葉を使うことになりました。

 これまで、暑いことをあらわす言葉には「夏日:最高気温が25℃以上の日」、「真夏日:最高気温が30℃以上の日」、「熱帯夜:最低気温が25℃以上の日」がありましたが、最高気温が35℃を超える日が多くなってきていることから、「猛暑日:最高気温が35℃以上の日」を設けることになったのです。

 また、最近は暑さにより体調に影響がでる様々な症状に注意を促すために、「熱中症」という言葉も予報用語に加わりました。
 
 気象庁のHPによると熱中症とは「高温、多湿、風が弱いなどの環境や、激しい労働や運動によって体にたまる熱などに体が十分に対応できず体内の水分や塩分のバランスが崩れ、また体温の調節機構が破綻するなどの原因で起こる症状の総称。」とあります。

 これまで天気予報などで熱中症という言葉を使うときには、最初に「熱中症」についての説明を加えていましたが、これからは、「○○では、今日日中の予想最高気温は××℃になる見込みです。熱中症などに注意して下さい。」といった使い方がされるようです。

 ちなみに、広島の過去10年間の7月〜8月の間に「猛暑日」の基準である35℃を超えた日は、1997年が1日、98年が0日、99年が2日、2000年が6日、01年が11日、02年が8日、03年が0日、04年が5日、05年が2日、
06年が7日です。

 気象庁発表の中国地方、7月から9月の3ヶ月予報では気温は平年並みか高い予報となっています。

 ラニーニャ現象の時の夏は暑いといわれています。「猛暑日」の日数も多くなるかもしれません。皆さん「熱中症」にも十分ご注意ください。