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江波山気象館 メールマガジン
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2008年 1月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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節分
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 2月3日は節分ですね。皆さんも豆まきなどをするのでしょうか?
 この節分、本来、季節が移り変わるときという意味があり、立春(2月4日ごろ)、立夏(5月6日ごろ)、立秋(8月7日ごろ)、立冬(11月7日ごろ)の前の日のことをあらわしていました。

 そして、特に立春が二十四節気の最初でもあり一年の初めと考えられていたことから(実は八十八夜や二百十日も立春からの日数を表しています)、節分といえば春の節分を指すようになりました。このことを例えて言うと、立春が「正月」で、節分が「大晦日」になるわけです。(ちなみに立春と旧正月は一致しません。これは立春などの二十四節気は太陽の動きを、旧暦は月の動きを参考としているためです。)つまり「大晦日」の日に邪を払うという行事が豆まきなのです。

 この豆まき、起源は諸説あるようですが奈良時代頃に中国から伝わった鬼を追い払う「追儺(ついな)」式が時代とともに変化して今のような形になったようです。豆まきのほかにも、ヒイラギの葉とイワシを飾ったり、最近よく聞くようになった恵方巻きなど、季節の節目である節分に行う行事には、厄を追い払ったり福を呼び込んだりする意味があるのです。

 さて節分の翌日が立春。この立春を過ぎると寒さも少しずつ和らぎ、だんだん春の気配がしてくるころとされています。このことを広島市にあてはめてみると、ちょうど梅が開花する時期と重なっています。気象庁が広島市内で観測しているウメの開花日は平年(1971年〜2000年までの平均)で2月6日、2007年は2月7日でした。

 また、立春から春分までの間で、広い範囲に最初に吹く暖かい南よりの強風のことを春一番といいます。中国地方での春一番の基準は、
・日本海に低気圧があって
 ・風速10m/秒以上
 ・東南東から西南西の風
 ・前日より3℃以上気温が上がり、気温10℃以上
です。
 春一番という言葉から、暖かくうららかな印象を受けるかも知れませんが、実際は、春一番が吹くと強い風による被害や火災の危険性が高まったり、気温が上がるために雪が多い地方では雪が解けてなだれや洪水が起こりやすくなったりします。
 このように、春一番には季節変化の便りであると同時に、災害が起こりやすい状態であるというメッセージが込められているのです。
 ちなみに春一番は前に書いたような基準があるため毎年吹くものでもなく、中国地方で見ると昨年は2月14日に吹きましたがこれは3年ぶりのことでした。

 だんだん春に近づいてくる2月ですがまだまだ寒さが厳しい時です。油断なさらないよう気をつけてください。