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江波山気象館 メールマガジン
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2008年 4月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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夏も近づく八十八夜
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 5月1日は「八十八夜」です。この八十八夜は立春から数えて88日目にあたる日で、「夏も近づく八十八夜」という唱歌があるように、春から夏に移り変わっていくころを指しています。

 「八十八夜」は、節分・彼岸・入梅・土用・二百十日などと共に雑節(ざっせつ)と呼ばれており、二十四節気(立春や夏至、冬至など)とあわせて季節の節目を表す言葉として使われています。

 この雑節、中国生まれの二十四節気では表せない日本独自の季節の移り変わりを表すために作られた暦で、正式に暦として記載されたのは江戸時代の1600年代後半ごろからです。この暦が作られた背景には、季節の変わり目を正確に理解できれば、農作物に多大な損害を出さずにすむという自然現象と農業との深い関係がありました。

 「八十八夜」は、"八十八"という字を組み合わせると「米」という字になることや、「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の忘れ霜」などという言葉があるように、このころの霜を最後に、霜のおりる季節も終わりになる頃ということで、農作業を行ううえで特に重要視されています。

 昔も今も、春の時期に農作物に被害を与えるものに霜があります。暖かくなってきた頃になぜ霜?と思われるかもしれませんが、新芽が出始めたこの季節に農作物に霜がおりると、新芽が痛んでしまい、その後の生育や収穫に多大な影響を与えます。

 よく晴れて風が弱く、放射冷却による冷え込みが強い早朝、気温が3℃〜5℃ぐらいまで冷えると、地面付近の温度は0℃近くか0℃以下になり、霜がおりやすくなります。

 広島県の霜注意報は、4月以降のおそ霜で最低気温が4℃以下の予想の場合に発表されており、直近では4月24日に発表されました。過去の例では5月に発表されたこともあります。

 さて、八十八夜を過ぎると、すぐに立夏(今年は5月5日)。暦の上では夏になってきます。日差しも強くなってきますので、暑さ対策や紫外線対策など十分に行ってください。