△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

江波山気象館 メールマガジン
▲▼▲お天気かわらばん▼▲▼

2008年 12月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
http://www.ebayama.jp
============================================================================
皆さんは、自分の家庭からどのくらいCO2を排出しているかご存知ですか?
============================================================================

 今年7月に開催された北海道洞爺湖サミットでは、CO2の排出量削減が重要な課題の一つとして取り上げられました。なぜなら、CO2は人間が排出しすぎて大気中の濃度が高くなると、その温室効果により地球温暖化がもたらされる可能性が高いと予測されているためです。また、今私たちは主に、炭素を含む化石燃料を燃やすことでエネルギーを得ており、CO2はそのときに排出される副産物です。ですから、CO2の排出量を削減することは限りある化石燃料を大切に使うということにもつながるのです。

 そんな中、日本は2012年までに1990年に比べてCO2などの温室効果ガスを6%削減するという約束をしています。そのため、CO2排出量を1人1日1kg減らそうという全国的なキャンペーンも行われており、チーム・マイナス6%のホームページ
(http://www.team-6.jp/index.html)などでは、排出量を削減する具体的な方法も提案されています。

 しかし、自分の家庭から何kgのCO2を排出しているかご存知の方は少ないのではないでしょうか。自分の家庭からのCO2排出量を知り、さらに全国平均値と比較してその傾向を知ることができれば、CO2排出量削減のための目標も立てやすくなるはずです。そこで今回は、家庭からのCO2排出量の「計算方法」と「全国平均値」をご紹介します。

 はじめに、「家庭からのCO2排出量の計算方法」についてです。家庭では、主に電気、ガス、灯油、ガソリンを使うことでCO2が排出されます。まず、電気、ガスなど各々の1ヶ月分の領収書を用意します。次に、各領収書から使用量を読み取り、各々のCO2排出係数をかけると、1世帯1ヶ月あたりのCO2排出量が算出されます。
 各使用量にかけるCO2排出係数(広島県)は、電気:0.677、都市ガス:2.1、LPガス:6.5、灯油:2.5、ガソリン:2.3です。(環境LOHASホームページ「環境家計簿」(http://www.carbonfree.jp/100.html)から)最後に、算出された1世帯1ヶ月あたりのCO2排出量を、1世帯の人数と1ヶ月の日数で割ると、電気、ガスなど各々の使用による1人1日あたりのCO2排出量が何kgかが計算されます。

 つぎに、「家庭からのCO2排出量の全国平均値」をご紹介します。1人1日あたりの全国平均値(2006年度)は、電気:2.19kg、都市ガス:0.46kg、LPガス:0.29kg、灯油:0.61kg、ガソリン:1.63kgとなっています。(全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ(http://www.jccca.org/)から)

 このように、CO2排出量を削減するためということで、自分の家庭からのCO2排出量の現状を把握する方法をご紹介しましたが、これは私達が生活スタイルを考える上でも役に立つと思われます。誰しも生活において、CO2排出量の削減以外にも取り組まなければいけない様々な問題を抱えています。それらの問題を解決するためにはエネルギーが必要でCO2を排出せざるを得ないこともあるでしょう。

 そこで私たちは、地球のエネルギーによって活動できていることに感謝しながら、複数の課題についてバランスよく対策を立て、生活スタイルを考える必要があると思います。そのときに、まずCO2排出の現状を知ることが役に立つと思うのです。

お正月休みの家族団らんのひとときに、いちど計算してみてはいかがでしょうか?

 今年もあとわずかとなりました。今年一年、「お天気かわら版」とお付き合いいただきありがとうございました。それでは、よいお年をお迎えください。