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江波山気象館 メールマガジン
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2010年 3月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
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タケノコ・竹のお話し
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 あすから4月ですね。江波山公園のサクラも徐々に満開に近付いています。お弁当を持ってお花見に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 この、お花見弁当の中に、よく「タケノコ」が入っていますよね。「タケノコ」は春が旬の食べ物の代表格ともいえます。
 今回は「竹」についての話題です。

 竹は、「竹取物語」が示すように、竹細工など昔から生活に欠かせない有用な植物で、食用にもなる事から里山などで広く栽培されてきた、私たちにとって身近な存在です。

 竹と言えば、大きな竹が林立する立派な竹林を連想する方も多いと思います。このような高さが10メートルを超えるような竹は、日本には3種類あります。

モウソウチク:
日本にある竹の中で最も大きく、江戸時代に中国から食用栽培を目的として日本にやってきたようです。タケノコの季節が3種類のうち最も早く3月〜5月ごろで、私たちが、春のタケノコと思っているのは、ほとんどがこのモウソウチクのタケノコです。節の出っ張りが1本なのが特徴です。

ハチク:
タケノコの季節は5月〜6月ごろ。「破竹の勢い」の破竹ではなく、淡竹と書きます。節の出っ張りが2本で、タケノコの皮にまだら模様がありません。

マダケ:
タケノコの季節が3種類のうちで最も遅く6〜7月ごろ。エジソンの電球に使われたことでも有名です。節の出っ張りが2本で、タケノコの皮にまだら模様があります。

 さて、近年人の手が入っていない荒れた竹林が、全国的に問題になるようになってきました。

 竹は他の植物よりも生育の速度が速いので、人間が管理しなくなると、あっというまに周りの植物を駆逐して広がります。

 また、手入れしていない薄暗い竹林は、光も届かず他の動植物も住みにくくなるうえに、格好の蚊のすみかにもなるそうです。

 さらに、竹は根が深くはらないというもともとの性質もあるのですが、手入れされていない荒れた竹林は、竹の根による土を固定する力がとても弱くなります。その結果荒れた竹林は土砂災害の危険性も高まると指摘されています。

 いかがですか?竹一つをとってみても、自然と人とのかかわりを垣間見ることができるようです。
 今年は、自然と人とのかかわりや生物の多様性を考える国際会議が10月に名古屋で開かれます。みなさんも、身近なところから、自然と人との関係について感じてみてはいかがでしょうか?