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江波山気象館 メールマガジン
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2010年 5月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
http://www.ebayama.jp
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気象庁発表の注意報・警報が変わりました
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 これから、梅雨や台風の季節になると、大雨や洪水、暴風(強風)、波浪、高潮などの警報や注意報が発表される機会も増えることが予想されますが、5月27日午後1時から、注意報・警報が出される区域(地域細分)が変わりました。

 たとえば、江波山気象館のある広島県では、これまで5つの二次細分区域(広島・呉、東広島・竹原、福山・尾三、備北、芸北)に分けられていましたが、これからは、23市町ごとに注意報や警報が発表されるようになります。

 新しい区分では、市町村ごととなるのですが、場所によっては市町村をさらに2〜3つに細かく分けるところもあります。(広島県では市町を分割して発表するところはありません。)その結果、これまで、全国では375区分だったのが、今後は1,777の地域ごとに発表されるようになります。これまでより細かい範囲で注意報や警報が出されますから、より緊急性のある情報として私たちが活かしていくことができると期待されます。

 また、5月27日からさらに、竜巻発生確度ナウキャスト、雷ナウキャストも利用できるようになりました。ナウキャストとは、ナウ(今)とフォアキャスト(予報)という言葉から作られた造語で、日本地図上を1kmの格子(竜巻発生確度ナウキャストのみ10kmの格子)で区切って、現在から1時間先までの予想を10分ごとに見ることができるものです。すでに、レーダー・降水ナウキャストは運用されており、急速に発達する雨雲による大雨の予測に役立てられています。

 竜巻発生確度ナウキャストでは、竜巻の発生するかも知れない可能性を「発生確度1」「発生確度2」の2段階で予想します。発生確度1でこれから1時間以内に竜巻が発生する可能性が1〜5%、発生確度2で5〜10%です。発生確度2が出されると、その地域には竜巻注意情報が出されます。確度2と推定された場合でも、その区域内で実際に竜巻などの突風が発生する確率は5〜10%と高いとはいいにくいですが、いったん発生すると大きな被害につながりますから、この予測と実際の空の様子をあわせて、活用していくとよいでしょう。

 雷ナウキャストでは、これから1時間以内の落雷の状況を活動度で4段階に表します。活動度1は「雷の可能性あり」、活動度2は「雷あり」ですでに稲光や雷鳴が聞こえるか、間もなく落雷する可能性が高くなっていること、活動度3は「やや激しい雷」で、落雷があること、活動度4は「激しい雷」で、落雷が多数発生することを意味しています。

 竜巻も雷も積乱雲が発達して、空がまっくらになったりした後に起きることが多いので、ナウキャウトを活用して、実際の空の様子も確かめながら天気の急変に備えてください。

 災害が発生すると、人命はもちろん、人の財産が奪われる危険がありますし、電気やガス、水道といったライフラインが寸断されると、私たちの生活に大きな影響があります。私たちも、いざというときには、すぐ避難ができるように、日ごろから家族で避難場所や避難経路を確認したり、離れ離れになってしまった時の連絡方法を決めておきましょう。さらに、注意報や警報が発表された時に常に新しい情報を入手できるよう、日ごろから準備を心がけましょう。



現在、発表されている注意報・警報 http://www.jma.go.jp/jp/warn/
竜巻発生確度ナウキャスト、雷ナウキャスト http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
(気象庁HPより)