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江波山気象館 メールマガジン
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2012年 7月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
http://www.ebayama.jp
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大雨接近!その時 防災気象情報
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 今から30年前の昭和57(1982)年7月23日、長崎市を中心に記録的な豪雨に見舞われた「長崎豪雨」が発生しました。この日、長崎市近郊の長与町に設置された雨量計では、今も国内の観測記録となっている、1時間降水量187ミリの大雨を観測しました。この大雨は、長崎市内を中心に、大規模な土砂災害や河川の氾濫をもたらすなど、多くの被害がありました。
 一方、今年7月も雨の影響による災害が多く発生してしまいました。特に、11日から14日にかけて本州付近に停滞した梅雨前線による豪雨は、九州北部を中心に多くの被害をもたらしました。広島市でも、14日の日降水量が83.0ミリを記録、中でも午前7時から8時の1時間降水量が38.5ミリと、激しい雨となり、中区では、住宅の浸水や道路の冠水、交通機関の混乱などの被害や影響がありました。
 気象台は、災害の防止や軽減のため、警報や注意報などの防災気象情報を発表し、注意や警戒を呼び掛けています。
 広島市の雨に関する注意報や警報に関する発表基準は、注意報[平坦地3時間雨量40ミリ、平坦地以外1時間雨量40ミリ]、警報[平坦地3時間雨量70ミリ、平坦地以外1時間雨量60ミリ]と設定されています。
 警報や注意報は、警戒や注意の呼びかけのために行われるものです。この他にも、警報や注意報に先立って注意を呼び掛けたり、よりくわしい情報を伝えるために発表されたりする「気象情報」があります。また、数年に一度の猛烈な雨が観測された場合には、「記録的短時間大雨情報」が発表されます。広島市では、1時間雨量110ミリの猛烈な雨の場合に発表されます。
 気象庁は、今回の「平成24年7月九州北部豪雨」の気象情報の際には、12日に「これまでに経験したことのないような大雨。厳重に警戒を」と災害の危機感を伝える
「記録的な大雨に関する気象情報」を6月下旬に運用開始後、初めて発表しました。
 この情報は、50年に一度のレベルを超えるような大雨の際に発表される緊急情報です。これまでの気象情報の発表に加え、記録的な災害の危険性が高まってきていることが少しでも早く伝わるようにと短めの文章でも発表されます。(気象庁ホームページhttp://www.jma.go.jp/jma/press/1206/21a/h24kishou_joho_kaizen.html)
 夏休みもスタートし、海や山など野外へ出かける機会も多い時期です。突然の雨や雷に、驚くこともあります。夢中になって遊んでいると、周囲の状況の変化に気づきにくいものです。最新の気象情報を確認するとともに、空や川の様子を観察し、危険を感じたらすぐに避難できるように注意しておかねばいけませんね。