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江波山気象館 メールマガジン
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2013年 4月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
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春の紫外線
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 「紫外線」と言うと夏を思い浮かべる方が多いかと思います。実際、日本では夏季に紫外線が最も強くなります。しかし、夏になる前のこの時期の紫外線対策をあなどってはいけません。
 そもそも、紫外線というのは太陽から降り注ぐ太陽光線の一つであり、一年中地球に降り注いでいます。太陽光線の一種ですから、太陽が空にのぼっているときに私たちの元へ降り注ぎます。私たちに届くまでには、オゾン層などの大気などの層が吸収・散乱しているため、紫外線はかなり弱まっています。
 その中でも、太陽高度が高くなり、太陽光線の降り注ぐ角度が大きくなるときが、紫外線が地球上に最も降り注ぐ時期になります。何故かというと、太陽高度が高いほど太陽光線が私たちに届く距離が短くなるため、紫外線が大気中で吸収される量が少なくなるのです。
 さて、この太陽高度が高くなる時期というのは、太陽が出ている時間が最も長いとき、つまり夏至の頃(今年は6月21日)です。ところが、夏至の頃というのは日本ではちょうど梅雨にあたり、雲が紫外線を吸収し遮ってくれています。そのため、この時期の紫外線の降り注ぐ量は夏に比べると少なめです。
 対して、冬から春、そして初夏へと季節が変わると、日に日に太陽の高さも高くなり、日も長くなります。すると、徐々に紫外線の量も増えてくるのです。夏至の前の5月頃には夏季と同様に紫外線がたくさん降り注いでいます。しかも、この紫外線の増加は非常に急です。冬でほとんど紫外線を浴びなかった身体に、多くの紫外線が降り注ぐわけですから、身体への影響も大きくなるのです。
 では、この紫外線は私たちにとってどのような影響を及ぼすのでしょうか?紫外線による健康被害には急性のものと慢性のものがあります。急性のものの代表は日焼けです。子供の頃に日焼けをして肌が真っ黒になった経験があるかもしれませんが、20歳を過ぎるとシミなどの症状が出やすくなってしまいます。また、しわやいぼなどの皮膚の老化も紫外線の影響である可能性があります。また、慢性的に強い紫外線を浴びた場合には、長年にわたる蓄積により皮膚ガンなどの病気にかかるリスクが高くなってしまいます。
 しかし紫外線は身体に悪いばかりではありません。紫外線を浴びることで、体内にビタミンDを作ることができます。ビタミンDを作るのに必要な紫外線は、季節によりますが一日10分程度の日光浴で十分です。日中に外出すると浴びることのできる程度の時間ですね。
 もうすぐゴールデンウィークを迎え、晴れる日が多く外へおでかけしたくなる季節となります。紫外線対策をしっかり行って、楽しい晴れの日をお過ごしください。