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江波山気象館 メールマガジン
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2014年 3月号
メールマガジン版江波山気象館情報しおかぜ

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広島市江波山気象館から
気象に関するさまざまな情報をお届けします。
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桜の目覚め
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 ようやく厳しい寒さも弱まり、春の気配が強まりました。既に満開となっていた梅は少しずつ花びらを落とし、早いところでは桜の花が咲き始めました。そろそろお花見の日程を立てようか、といったところでしょうか。
 そうなると気になるのは桜の開花予想です。2014年現在、気象庁では開花予想はされておらず、開花と満開の観測が行われています。開花予想は民間会社によって行われており、今春も各社で様々な予想が出ています。桜の開花予想や観測はお花見の予定を立てるのにも役立ちますが、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いることができます。
 ところで、桜が咲くプロセスはご存知でしょうか。桜が日本で綺麗に咲くのは四季があるためで、つまるところ気温の変化が重要だからです。桜は花が散った後、夏にかけて新たな花芽を作ります。しかし、それ以上生長せず、秋や初冬になると「休眠」という状態になり活動を休止してしまうのです。その休止から目を覚まさせるためには、さらに厳しい寒さが必要となります。これを「休眠打破」と言います。眠りから覚め気温が上昇すると開花に向けてどんどん成長するため、春になると桜が咲きます。このため、四季の変化による寒暖差が鍵となります。
 桜はその年によっていつごろ咲くか様々です。冬が長引いた場合には開花が遅れるのではと考えるかもしれません。しかし、厳しい寒さから春になり急激に気温が上がると開花するスピードが早くなるため、実際に開花した日は平年並みと言うことは多々あります。また、冬が十分に寒くならない暖冬の場合には、休眠打破が行われず上手く咲かない場合もあります。このため桜の開花予想は難しく、各社異なるものになってしまいます。この冬は特に寒さが厳しかったですが、最近では暖かい日が増え、結果として平年とあまり変わらない開花となる予想が多く出ています。
 日中は暖かくなりましたが、まだまだ夜は冷え込みます。夜のお花見の際には防寒対策を忘れないよう、気を付けて桜をお楽しみください。