お天気Q&A
雲の種類をおしえて
雲の名前はいろいろな名前がありますが、雲の種類については国際気象機関(WMO)が発行した
「国際雲図帳」をもとに決められた10種雲形が基本になっています。

雲はその雲が発生しやすい高さによって上層雲・中層雲・下層雲の3つのグループに分けられます。

雲の種類と高さ
上層雲 巻雲
(けんうん)
すじ雲とも呼ばれる雲です。
白い羽毛や馬のしっぽの毛、白いペンキをハケでさっとはい
たように見えたり、つり針のような形などがあります。
現れる高さはおよそ5000メートル〜13000メートルです。
この雲は小さな氷のつぶが集まってできています。
巻積雲
(けんせきうん)
うろこ雲とも呼ばれる雲です。
魚のうろこや白い小石をしきつめたように見える雲です。
現れる高さはおよそ5000メートル〜13000メートルです。
この雲は小さな氷のつぶが集まってできています。
巻層雲
(けんそううん)
うす雲とも呼ばれる雲です。
空一面をうすいヴェールでおおったように見えます。この雲が
太陽にかかると「かさ」という色のついた環が見えることがあり
ます。
現れる高さはおよそ5000メートル〜13000メートルです。
この雲は小さな氷のつぶが集まってできています。
中層雲 高積雲
(こうせきうん)
ひつじ雲とも呼ばれる雲です。
青空に白いひつじの群れがいるように見えます。
現れる高さはおよそ2000メートル〜7000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
高層雲
(こうそううん)
おぼろ雲とも呼ばれる雲です。
空一面にうすいすみを流したように見える雲です。この雲を通し
て太陽を見ると、すりガラスを通して見たようになります。
現れる高さはおよそ2000メートル〜7000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
乱層雲
(らんそううん)
あま雲・ゆき雲とも呼ばれる雲です。
この雲が空をおおうと太陽は見えなくなります。
現れる高さはおよそ2000メートル〜7000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
下層雲 層積雲
(そうせきうん)
うね雲とも呼ばれる雲です。
畑のうねのように細長い雲がならんで見えます。雲の底は暗く
見えます。
現れる高さは地上付近〜およそ2000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
積雲
(せきうん)
わた雲とも呼ばれる雲です。
大きな白わたが空に浮かんでいるように見えます。
現れる高さは地上付近〜およそ2000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
層雲
(そううん)
きり雲とも呼ばれる雲です。
山のとちゅうや地上付近に見られる雲です。
現れる高さは地上付近〜およそ2000メートルです。
この雲は小さな水のつぶが集まってできています。
積乱雲
(せきらんうん)
かみなり雲とも呼ばれる雲です。
この雲は、地上付近から13000メートルの高さまでの背の高い
雲です。この雲は低いところでは小さな水のつぶ、高いところで
は小さな氷のつぶが集まってできています。

積乱雲は雲のてっぺん(雲頂といいます)の高さは13000メートル
くらいまでありますが、分類では下層雲のグループにはいります。